❶スタート時: 2009年4月~9月期:企画・準備・設立・運営を青木個人で行う。
東京文京区にある東洋大学や拓殖大学などの留学生や学生部の担当者と会い、留学生会代表者
と知り合い、イベント開催への協力要請をする。東洋大学の留学生連合会の王政くんと知り合う、
彼らの部室がない事を知り、東洋大学国際部・学生部に部室の嘆願をして、彼らの活動拠点を
確保して信頼を得る。東京外語大学並に多言語のレパートリーと多くの国から留学生を誘致して
いる拓殖大学の国際部部長に高尾山でのクリーンハイキングに留学生の参加を依頼、留学生
別科長や常務理事(現、理事長)を紹介される。東洋大学でも、私はOBではないが、OB会の
甫水会の渡邊副会長から、群馬県のアンテナショップのぐんまちゃん家から現地、水上温泉の
厳選湯の宿松乃井ホテルさん、群馬県山岳連盟など多くの方々からの協力を得て、初イベントを
2009年9月、群馬県水上町「谷川岳一ノ倉沢出合遊歩道でのクリーンハイキング」開催に至る。
立て続けに同年11月には東京都八王子市高尾山での国際交流クリーンハイキング開催。
こちらも八王子市役所観光課の平本さんや観光協会の佐脇事務局長、高尾森林センター森本所長
京王電鉄の皆さま方に助けられ、無事に開催出来ました。 文、青木猛
❷イベント開催に対する、インバウンド効果
2009年度ではフェイスブックなどのブログがまだ拡散に至らず、リンクによる伝播拡散です。
❶国際交流クリーンハイキング・イベント
・第一回 国際交流クリーンハイキング 谷川岳in群馬県 (主、全日本中国留学生会・多大学)
2009年9月28日~29日:群馬県水上町谷川岳一ノ倉沢出合遊歩道
・第二回 国際交流クリーンハイキング 高尾山in八王子市
2009年11月14日雨天中止、15日:東京都高尾山 全山コース (主、東京大学・拓殖大学)
・第三回 上海市松江区余山国家森林公園にて国際交流クリーンハイキング (IFC)
2010年10月23日当日、大雨の為中止。
・24日:第3回上海万博国際クリーンキャンペーン (IFC)
上海市内での反日デモの激化により、万博会場内でのイベント中止
第二候補に切替え、上海市内102階建て上海環球金融文化メディアセンター29階
上海万博メディアセンター内「高島屋主催のファッションショー」会場にて
上海市内のゴミのポイ捨て禁止<環境喚起PR活動を実施
上海市華僑協会での歓迎会
・第四回 国際交流クリーンハイキング 高尾山in八王子市 (主、東洋大学・都立八潮高校)
2010年11月27日:東京都高尾山 全山3コース
・その他:群馬県水上温泉にて日中交流会等開催
❶ 国際交流イベント
➀国際交流クリーンハイキング
公式開催はもみじ祭り期、及び、非公式は若葉祭り~夏季開催
・第五回国際交流クリーンハイキング 高尾山in八王子市 2011 (主、東洋大学・都立八潮高校)
・第六回国際交流クリーンハイキング 高尾山in八王子市 2012 (主、上智大・豊島日中友好協会)
・第七回国際交流クリーンハイキング 高尾山in八王子市 2013 (上智大学)
高尾山でのクリーンハイキングは紅葉の11月の最終土曜日(基本開催日)~12月第1日曜日まで
悪天候時を除く前後日に開催。春の若葉祭りの時期~夏休みの季節に留学生会員のスタッフ研修
として臨時に行いコースや所要時間などを把握させています。現地参加を含め、多国籍で参加者
を求めつつも、実質的に中国人留学生会のメンバー大学がリーダーとなっています。
参加者の多い大学は東洋大学と上智大学です。IFC主催・共催とは別に、地元の拓殖大学は各種
のサークル単位での高尾山クリーンハイキングが年間を通じて行われており、東洋大や上智大も
独自でのクリーンハイキングを行っております。最早、IFCを必要とせずに独自で開催出来る
ほど、一般行事化が達成しつつあります。
➁社長の為の語学スクール
会場、千代田区麹町モバフ。中国語、英語、韓国語スクールの開催。英語、韓国語は交流会形式
で開催。中国語は都内で人気の中国語スクール講師による授業。2011年3月1日開校~
❷ 国際交流ビジネス「中国」
A、中国企業や商工会との交流
中国人職業技能実習生セミナーイベント 中国の送出し機関を招いての説明会
山東省青島市・威海市への視察訪問など。
日本会場、群馬県水上温泉松乃井ホテル、上野駅前中国料亭翠鳳、他。
中国会場、山東省青島市、威海市、商工会や企業の視察と研修生(実習生)研修視察など。
B、上海市華僑協会と関連企業
上海万博での、国際交流クリーンハイキング協会による、「上海市でのゴミのポイ捨て禁止」
啓蒙イベントにも協力。上海万博中国主催者協会(上海万博メディアセンター)の協力のもと
支援を戴きました。お返しに2011年に日本に招待して富士山や東京観光と歓迎会パーティー
を行いました。富士山静岡空港が開港してチャーター便しか就航していないので、中国旅行社
総社の本社日本部担当者と上海華僑協会の副会長や部長を静岡県庁の観光部山梨班長と会わせ、
上海華僑協会系列下の旗翔航空(現在は東方航空)の定期便就航に寄与しました。
今後は日中茶文化交流会の開催推進を約束しましたが、東日本大震災により休止状態に。
C、中国旅行社
中国のJTBと言われる、中国旅行社総社北京本社を筆頭に、中国国際旅行社総社、中青旅、
中国婦人旅行社の国営4社、中国TOP100旅行社の中でも日本への送客の多い旅行社に対して
日本観光ガイドブックの配布や情報交換など多岐に渉る活動は日本の旅行社のランドOP業務
以上の関係を構築(JTB社を除く)しています。
D、海外在住経験者による国際交流事業
中国での自店舗経営者、海外留学経験者、世界一周経験者、様々な経験者による、セミナーや
請負コンサルティングなど。海外事情に詳しい人材が得意の分野で行う、セミナーやパーティー
形式の交流会などを多数実施。
・東日本大震災3月11日と福島原発メルトダウンで国内インバウンドは停止状態となる。
2015年から復活の様相になり、IFCでも再生化を進め、やっと2018年から再スタートです。
❸クリーンハイキングと国際交流ツアー
➀高尾山での国際交流クリーンハイキング
毎年11月の最終土曜日(雨天の場合は翌日曜日開催)に開催していましたが、高尾山はミシュラン
三ッ星の観光地となり、年間300万人以上が来山する人気の観光地の為、登山道の混雑を避ける
こと、その為に100名以下での実施など規制が厳しくなりました。私達も混雑を咲けるために、
登りは琵琶滝コース、下山は稲荷山コースを利用して、登山者の妨げとならないように1チーム
10名前後の分割登山をしています。
その為、国際交流をするにはグループ登山が基本ですが、これが叶わない状態となっています。
現在は地元の拓殖大学に、上智大学、東洋大学などの留学生会など、独自に継続するようになり
ました。今年の11月は弊会で10年目の高尾山となりますので、京王線特急停車駅でのチラシ
配布や八王子観光協会さまのテント借用なども含めた、大規模イベント開催を計画中です。
➁高尾山以外のクリーンハイキング
群馬県水上温泉の谷川岳一ノ倉沢出合歩行路以外では、高崎山・達磨で有名な少林寺、吹き割
の滝、信州善光寺周辺、小布施町の葛飾北斎館周辺栗の小径など。スキーツアーや国際交流の
イベントで観光地を散策した際、随時、参加者全員でのクリーンハイキングを行っております。
➂留学生との国際交流イベント時でのクリーンハイキング
留学生に人気のスキーツアーは年末年始に合わせて、長野県北志賀高原スキー場に3年連続で
実施してきましたが、バス事故が続き、貸切バス料金の高騰やチャーターバスの手配が難しく
なり、中止していましたが、来シーズン(今年の年末と来年の春までの冬季)から再スタート
を予定しています。
➃送客実績
❶群馬水上温泉松乃井ホテル~40年間で2000名以上。❷長野県志賀・北志賀高原300名以上。
➀B to B企業さんからの請負事業
守秘義務案件が多い為、詳細は記載できません。中国市場調査、マーケッティング・リサーチ
MICE関連、中国、インドネシア、ベトナム、タイ、フィリッピン、モンゴルなど企業実習生の
送出機関や企業への訪問や調査・面談の手配など。
世界から見る事の重要性。例えば、中国への進出に関して、日本企業の多くは80年代から、
安い人件費を求めて中国に製造業が進出しました。その為、繊維・皮革などの国内軽製造業は
倒産又は消滅しました。90年代には中国大都市部では消費も活況となり、GDPも急上昇して株式
市場も誕生しました。この頃には中国では作ることから売る事へ市場変化の認識が必用でした。
私は中国で売る事に力説しましたが日本企業は相変わらず工場進出でした。1998年に香港返還
1999年のマカオ返還。2000年からは毎年携帯電話が1億台販売されました。2003年には3億台
が市場に流れましたが、この頃に日本製の携帯電話はiモードとワンセグにSUICAとの電子決済
も可能な高性能と高機能を自負しつつ花高く中国進出を躊躇っているうちに、日本の出番はなく
なり、例のガラパゴス携帯と呼ばれる特殊な時代を迎えました。これは携帯電話だけでなく、
日本が失われた時代と連動しています。外国ではIT化とグローバル化急激に進み、物凄い勢い
で発展を続けているのに、国内ではコンプライアンスや守秘義務とか、規制強化が進み続け、
日本上場企業群は自縛による自爆状態手前に自らを追い込んでいます。
➁国際交流の必要性「世界からアジアや日本を見る」
NISeと呼ばれたアジア四小龍の台湾、韓国、香港、シンガポールの中でも、香港とシンガポール
の一人当たりGDP(GNP)は、既に日本を超える富裕国となっています。現在のNISeはG8+
5ヶ国で、中国、インド、メキシコ、ブラジル、南アフリカ共和国です。この中でメキシコと
ブラジルの一人当たりGNPもアセアンのタイを超えています。中南米のどちらも人口が1億人を
超える人口大国なので貧困の差を拡大しながら発展している国です。日本からはアセアンの発展
しか見えていませんが、世界から見ればアメリカ、カナダに追従する新興国はアセアンよりも、
メキシコやブラジルであり、更に、アルゼンチンも潜在力があります。
21世紀は世界から見たらアジアの時代です。それは東アジアではなく、中国とインドを含めた
広域アジア圏を意味します。また、日本人の多くの経営者が中国進出の目的地を誤っています。
北京や大連は僻地です。中国極東北部ではなく香港-マカオが帰還した広東省珠江デルタ商工業圏
と上海を中心にした上海国(上海・杭州・蘇州)です。
私は2000年元旦から2003年にSARSでショッピングモールから人が消えた7月末まで広東省
広州市で店舗を持ち商売をしていました。90年代に広州に進出していた時から、80年代後期に
日本製家電製品が富裕層の絶大な支持を獲得していて、中国は工場ではなく市場であることを
知っていました。また、アセアン地域10ヶ国は旧5ヶ国と新5ヶ国と分けて考えるべきです。
旧5ヶ国はインドネシア、フィリッピン、タイ、マレーシア、シンガポールです。この5ヶ国
に共通している事は華僑が経済的支配をしている国です。その本山が広東省広州市と香港です。
他には世界最大数のイスラム教徒がいるインドネシアはスカルノ大統領とスハルト大統領時代
の軍政政権からイスラム指導者に変わり、イスラム教による教育から治安は改善されましたが
イスラム色が以前よりも強くなりました。タイ以外のアセアン諸国にもイスラム教徒が多数い
ます。観光立国推進でインバウンドを強化するにはハラール対応を強化するが必要が重要です。
精巧なコピーを作る中国は、工場投資が要らないOEM生産地として世界から注目されています。
それ以前に、中国内では国内OEMは活況です。その本拠地が広東省です。トヨタの第一汽車や
日産東風汽車など重工業の花都区、中小企業の集積地番禺区、東莞市、そして、中国のシリコン
バレーと呼ばれる、深セン市には中国モバイル三強のファーウェイとZTE、SNSのWeChat微信
のテンセント、ドローン最大手のDJIなどの本社があり、一人当たりGDPは中国でも一位です。
直近の3年間で深セン市内の人口構成が変わり、高齢化が進む中国にあって、20~30代の若者
が60%を超え、逆に60歳超え高齢者の割合は5%以下に減少しました。人口構成を変えた驚異
の都市です。日本の市町村は2025年問題の解決策としてこの町を研究すべきかと思います。
鄧小平の改革開放政策の戦略都市として、5つの経済特区が設定されましたが、福建省の厦門
を除いた4ヶ所は広東省の深セン市、珠海市、汕頭市、海南市(現、海南省)です。2000年と
2001年のむ中国国内GDP1位は上海市に奪われましたが、直ぐに広東省は1位の立位置を取戻し、
一人当たりのGDP1位は広東省の深セン市です。中国のスピードに付いていけない日本の経営者
は自身で枠を作り、規制を順守する傾向が強いですが、其れで世界と戦えますか?幕末とは違い
世界は近くなり、瞬時で情報も世界中に伝わる、今の世界を外から見る必要があります。