➀「水由来の天然資源」(黄金の国Jepang)
❶「かん水」 Brackish Water
この場合のかん水とは、ラーメンの製麺に使用されるかん水(にがり/海水)ではなく、古代海水の事で地下水の古代海水版です。
前項の温泉で注目した、東京の黒湯温泉(墨色の黒色温泉)は温泉なので、温度や濃度が違いますが、かん水の温泉版です。かん水の中ではレントゲン現像に必要なヨードを多く含む(標準値の2000倍)液体であり、X線現像液に利用される。日本の千葉県と南米のチリ国が主要生産地で、世界の産出量の90%を産出します。
もっと古い地層で数万年間寝かせると石油と天然ガスになる可能性が高いと考えます。
森の木や草が朽ち果てて土に埋もれて石炭となり、水辺近くの草むらや湿地帯が埋もれてかん水や石油になると考えます。
いずれも高温・高圧がないと微生物分解されます。
❷「メタンハイドレート」Methane hydrate
水ではないですが、化石水の氷結状態で化石燃料の一種ですが、石油や石炭に比べ二酸化炭素排出量が大幅に少なく、新エネルギー資源として注目されています。
大陸棚の水深500m~2000mの海底地下に埋蔵されている為、海洋国土の広い日本は石油・天然ガスの次の資源大国候補の可能性を秘めたエネルギー資源です。
日本が最初に発見をしながらも、中国やロシアも近海のメタンハイドレート層を発見し、中国は既にテスト採掘も成功している。
中国では2030年の商用化を目指すと発表されている為、新エネルギーである為、採掘技術などは確立されておらず、日本はイギリスやアイルランドなどの海洋国と連携を開始しています。
アメリカも西海岸一体でメタンハイドレートの存在は確認されていますが、シェール石油の商業化により、注目はシェール石油に集まり、メタンハイドレートは関心が薄い。
日本最大の埋蔵地は南海トラフ断層近辺にある為、このメタンハイドレートの採掘は南海トラフ地震の研究にも役立つ可能性が大きい。
此処で地震が起こるとメタンハイドレートは一気に排出されてしまい、大量の二酸化炭素に変わり、近隣の海洋生物は窒息死して大量の海洋資源を失うと同時に地球温暖化にも影響するものと思われる。
断層内のメタンハイドレートは大陸間プレートの摩擦で生じているのであれば、それを採掘すると大陸間プレートがどの様に変化するかは推測するにも情報が足りない現状です。
その為にも日本政府や企業の対応の遅さは、政府や企業レベルでなく、日本国全体の命に関係している事を認識しないといけない。
➁「水由来の環境技術資源」(黄金の国Jepang)
水関連の日本の大学や企業の発明開発技術で日本の過疎化の防止から世界の飢餓を無くす為の技術。
❶「好適環境水」真水を海水に変える白い粉
好的環境水とは、岡山理科大学山本俊雅准教授が発明した、真水に近い人工海水です。
特許取得済み・命名者(淡水や海水ではない人工海水)の事を指す造語です。淡水・海水の両種魚類が生息可能。真水に近い(高濃度カリウム水)。
ヒラメ、トラフグ、鰻などの高級魚の養殖に適する。海水や淡水のどちらでもない為、地球上の病原体はまだ適応していない為、高密度での養殖も可能。
砂漠やビル内での養殖も可能な画期的な養殖工場の可能性を秘めた発明水です。
❷ウルトラファインバブル(ナノバブル)極小泡水UFB(1nm=1/100万mm)
窒素や酸素水の極小泡水による(脱酸素水)による、様々な画期的な効果を齎すナノサイズ泡水です。
海産物の保存期間の延長(10分間ほどこの泡水につけるだけで1日しか保存がきかない魚も5日以上の保存が可能になる)。
他にも、魚の成長を促進、農産物の成長率を高め病気になりづらくなる。
医療関連ではウイルスを破壊する、多くの効果が認められる。IDEC㈱アイデック東証一部上場企業。