➀「黄金の国Jepang」大航海時代に世界から呼ばれた日本の呼び名
Jepang(ジュパング)マレー・インドネシア語読み(ドイツ語圏オランダのヤーバン)が由来です。
Gio Earth的には、環太平洋火山帯と4枚の地殻プレート上にある島国の日本は火山・地震大国であり、そこから派生する自然鉱床としては、多種の金銀銅などの鉱物資源の産出国、また、南北に細長い国土から、亜寒帯~温帯~亜熱帯に類似する気候も有する為、植生や昆虫の種類も多い。
金鉱山の副産物は硫黄やヒ素であり、世界1の金含有率を誇る金鉱は九州にある菱刈鉱山です。
今、最もホットな火山の新燃岳は霧島山の一部であり、菱刈鉱山から直線で20kmしか離れていません。
菱刈鉱山は霧島山の西方にある為、偏西風のお陰で霧島山系や桜島の噴火でも影響が少ない立地的優位な地です。
金鉱山は火山帯と同様に断層や火山の周囲に存在します。
日本の金山の金含有率は半端ではない事はそれだけ近くが動いていて、マグマによる高熱と圧力が地層に掛かっていることで生成されています。
日本国中に火山と温泉があると言う事は非常に多種の鉱物や金属もあります。その一つが霧島錦江湾国立公園です。
日本では武士の時代から権力者は鉱山を押え財源としてきました。その為、鉱山利権を守る為、広域開発を防ぐ為に、宗教上の聖地や国立公園などの指定による、開発拡大の防止策を現在まで続けています。
霧島山塊の硫黄山周辺は金銀銅の鉱山候補がまだ埋まっている筈です。
❶「金鉱脈」
金山は鉱山の探鉱での採掘から、湯の花や温泉水からの採掘に変わりつつあります。探鉱での採掘は非常に危険な作業です。
それに対して、温泉水や湯の花からの採取は安全で楽な仕事です。
近年では、海水淡水化に用いる逆浸透膜による濾過からの採取など、多くの方法が考えられます。
草津温泉の湯畑では昔から湯の花を採取してきました。
その湯の花はお土産(温泉入浴剤)としての薬功と知名度に人気があり、信頼される人気商品として販売されてきました。
湯の花からは金よりも高価な希少金属が採取出来る為、近年、草津温泉の湯の花の価格上昇が続いています。
❷「金山草」カナヤマシダ
金鉱脈を探すには、硫黄とヒ素は副産物として有名な為、それらの産出地に可能性があります。更に、「金山草」(カナヤマシダ、Athyrin yokoscense)と呼ばれる、イワデシダは葉に多くの金を含有する特性を持つことから、金狩人は経験則上、シダ科のヘビノネゴザは重金属濃度の高い鉱山近くの土壌に優占して生育することから、金属鉱床を探すための指標植物として利用されてきた。
❸「Zeoliteゼオライト(沸石)」
天然鉱物であり、溶岩と水が接する場所(温泉地帯)に大きな石として見つけられるが、地下水と岩石が接する場所など、日本でも豊富に産出される。
特徴としては多孔質の上に、骨格となる二酸化ケイ素の一部のケイ素がアルミニウムに置き換わる事で結晶格子全体がアニオン(陰イオン)に帯電して、カチオン(陽イオン)と合わさる事(吸着)により、イオン交換が起こる。
効率よくイオン交換(吸着)させる為には岩石を砕き粉末状や液浄化や塗料などへ研究により、効果の違いがあり商品を見極める必要がある。
効果としては硬水の軟水化、海水の淡水化、活性炭で除去できない不純物、貴金属・レアアース類・ウラン等様々なモノを除去する。東日本大震災時の福島原発の放射能汚染でもゼオライトが使われた。