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「HUBハブ」人とモノの中継点

 世界から日本を見ることが出来れば、台湾・韓国・上海・北京・大連に近い、沖縄や九州は同様に発展のチャンスがあり、今からでも間にあいます。ANA全日空は10年程前から沖縄を物流ハブ空港として整備しています。

沖縄や鹿児島の西南諸島はIR(統合型リゾート)に頼らなくても、それぞれの島ごとの特色を上手にPRが出来れば、バリ島やプーケットのような国際的リゾートになれます。北九州市は香港やシンガポールになれるチャンスを逃しましたが、まだIRを活用すれば観光都市や東アジアのハブとしてのチャンスも可能です。

地方自自体は日本政府からの予算に甘え、東京・大阪・愛知などの大都市や経済都市に遠慮し過ぎです。九州の中でも長崎や福岡に鹿児島県は東アジアのハブになれるチャンスも強大なインバウンド需要も活かしきれていません。地方は地域性を強調したPR戦略でまだまだ活性化が可能です。長崎ではHISとハウステンボスが頑張っているだけですが、坂本龍馬と亀山社中、東インドE&O貿易日本支店のトーマスグラバー亭、出島や佐世保の新旧の貿易港、原爆被災地、キリシタンと教会、五島列島、雲仙普賢岳など、無限大にあるコンテンツの宝庫です。九州は温泉王国の別府やカルデラ火山の阿蘇山など、それぞれが違うキーコンテンツを持ち、インバウンド成功の鍵は対外(外国への)PRや広報力次第です。しかし、九州の各県のアンテナショップは東京にあります。これは東京詣で=官庁へのPRにしか見えない。予算獲得の為にやっている事としか見えません。その証拠に薩摩や長州は多くの総理大臣や官僚を東京に送り出しています。

県(自治体)自体がシンガポールや香港に勝つ潜在能力があるのに政治だけがご注進。今やただの田舎を満喫している地から日本のリーダーを送り込むことだけに特化した県で良いのでしょうか?これらの地域の復活は「外に目や耳を向けていた先人たちの意志を忘れた」幕末の志士の成れの果てです。本当は一人当たりGDPで香港を抜く力があるのに、「大河ドラマで西郷ドンが集客してくれ申す」では、薩摩隼人は知覧で全滅しましたか。これでは、西郷ドンも上野公園に逃げます。