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中国と日本の逆転は経営力の差

日本企業の多くは80年代から、安い人件費を求めて中国に製造業が進出しました。その為、繊維・皮革などの国内軽製造業の多くは消滅しました。90年代には中国大都市部では消費も活況でGDPも上昇して株式市場も誕生しました。この頃の中国では生産と販売の両面の変化認識が必用でした。

私は90年代から、中国で売る事に力説しましたが日本企業は相変わらず工場進出でした。1998年に香港返還1999年のマカオ返還。2000年からは毎年携帯電話が1億台販売されました。2003年には3億台が中国市場で流れましたが、その時の主流はノキアとサムスンにLGです。この頃に日本製の携帯電話はiモードとワンセグにSUICAとの電子決済も可能な高性能と高機能を自負しつつ、鼻高に中国進出を躊躇っているうちに日本の出番はなくなり、例のガラパゴス携帯と呼ばれる特殊な時代を迎えました。これは携帯電話だけでなく、日本が失われた(バブル崩壊からの経済低迷期)時代と連動しています。

外国ではIT化とグローバル化が急激に進み、物凄い勢いで発展を続けているのに、国内ではコンプライアンスや守秘義務とか、規制強化が進み続けました。

そして、今も日本上場企業群は自縛による自爆状態に自らを追い込んでいます。即断即決の中国や外国に対して決められない日本の経営者。